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連載 第1回Rashikuインタビュー!
「秋田を元気に」が合い言葉! 農業、若者の政治参加、松浦大悟氏が語る
参議院議員松浦大悟氏を直撃インタビュー!2回に渡って掲載。 お話はフリーアナウンサーの石川文子さんに聞いていただきました。
石川:まず、当選されて2ヶ月で変わったことはありますか? 松浦:初めて入った国会で突然安倍さんが辞任されてしまったので、国会が中断してしまったんです。私は意気揚々と「よし、やるぞ!」と国会に望んだんですが、肩透かしっていう感じで大変困惑しています。 石川:きっとそんな方ばかりでしょうね 松浦:そうだと思います。大変な混乱状態で、国会運営のために中断している間も一日一日、税金が使われていると思うと、国民にとって迷惑な話だなというのが、率直な感想です。 石川:国民の視点を忘れていませんね。 松浦:みなさんからいただいた、貴重な一票一票ですから、基本として忘れてはいけないことだと思います。 石川:国民の気持ちを忘れないでほしいですね。 松浦:私の場合は国民側からずれようがないって感じですね(笑)どっぷりと庶民です。 石川:当選後、回りはどんな感じですか? 松浦:広島出身なんで、血縁とかもないし、松浦さん大変でしょうって、皆よくしてくれるんです。選挙中も後も変わらなくて、よくがんばったねぇって言ってくださるんです。 石川:それは人徳ですね。 松浦:皆さん、県外出身で大変でしょうって心配してくださるんですよ。本当にありがたいことです。 石川:私たち生っ粋の秋田県民にとっては、県外からきて秋田のためにやってくれるってことは嬉しいですね。マスコミの仕事をして貢献することもできたと思いますが、なぜ政治の世界へ行こうと思われたのですか? 松浦:ABSの「ワイドゆう」という情報番組で長年バラエティ担当だったので、バラエティ畑の人間だって思われているんですが、実際には社会問題に感心が高かったんです。で、90年代には、薬害エイズ問題を取材したり、最近は、憲法改正問題だとか、メディアリテラシー、自殺の問題など取材して番組にしていたんですよね。そうした中から、今の政治はおかしいんじゃないかと思うようになったんです。その時に取材した、薬害エイズの川田龍平くんが31歳、私が37歳で30代40代の人が、今回数多く当選しているんですよ。この世代は、薬害エイズ運動のような、新しいタイプの社会運動を目の当たりにして、自分たちが動けば、社会が動くんじゃないかって思った世代なんです。実際にそうした世代の人たちが、政治に関わったことで、参議院においては大きく勢力図が変わったんです。自分が動けば政治が動くと信じてそれを実現していく、そういう世代だと思います。私もそういう世代の中の一人で、積極的に政治に関わりたいという思いを常々持っていたんです。 石川:今後やっていきたいことは? 松浦:農業のことをやりたいんですよ。食料自給率が日本は39%で、先進国の中で一番低いんです。先進各国はほぼ100%で、何故こんなに、先進国において農業が盛んなのかというと、農業の問題は、国の安全保障問題に密接に関わる問題だからなんです。よく、保守系の議員さんは、安全保障というと、ミサイルだとか防衛だとかそういう話しをされますが、実は食料自給率を高めておかなければ、食料の輸入をストップされたらアウトなんですよね。いわゆる兵糧攻めです。だから先進各国は、国家安全保障の観点から、食料自給率を100%にしようとしているわけなんです。安全保障の問題は、軍事の問題だけではなく、エネルギー安全保障の問題、食料安全保障の問題、技術安全保障、文化安全保障これらすべてをやることが重要なんですね。そうした観点からも国の安全に関わる問題として、食料自給率を高めないといけないと思っているんです。食料自給率100%なんて絶対無理だって言われるんですが、無理じゃないんですよ。私はイスラエルの農業を参考にすべきだと思っているんです。イスラエルというのは、国土の60%が砂漠なんですけど、30年かけて食料自給率をほぼ100%にしたんです。徹底的なバイオテクノロジーと、コンピュータ制御による灌漑システムを駆使して食料の収穫量を約5倍にしたんです。こうしたことを見習えば、食料自給率を100%に近付けることは可能なんです。農業にサイエンスを持ち込むことによって、そうしたことが実現できるということを訴えていきたいんです。 石川:それは農業国、秋田を守ることにもなりますね。 松浦:おっしゃるとおりです。それから選挙の時も戸別所得補償のことを言ってきたんですが、これは販売農家の皆さんに戸別に補償していくという制度なんです。つまり、市場価格に比べて生産コストが上回った場合に、そこの赤字部分を補填(ほてん)しましょうということなんです。保守系の議員さんは「バラマキじゃないか」と批判するんですが、バラマキで全然オッケーなんです。先進国はこういう「バラマキ」をもっとやっているんですよ。 石川:そうすると農業をやりたいという方が増えるってことですよね。 松浦:そうです。何故こういう「バラマキ」を先進国がやっているかというと、農業は国家安全保障に密接に結びついた問題だから、農家の人たちに税金を投入して安心して農業に取り組んでもらうようにしているんです。これをやってないのが、先進国では日本だけという状況なんです。 石川:農業は、天候とかに左右される事業なので、やりたい人もだんだん減ってきている… 松浦:ただ、今、若い人たちの間で農業をやりたいという人が徐々に増えてきているのも事実なんです。 石川:それはいい傾向ですね。 松浦:AV監督の高橋がなりさんをご存じですか?「マネーの虎」とかに出ていた方で、あの人が今、国立ファームという農園を立ち上げて農業に取り組んでいるんですね。いわゆる「企画モノ」でAV業界に新しい方法を取り込んで革命的なことをやった方なんですが、いくらでもアイデア次第で農業を活性化する方法はあるのに何故しないんだろう、皆がやらないなら自分がやってみようと取り組んだら、若い人たちもどんどん集まってきている。車でも高級車やスポーツカー、軽自動車などいろんな種類のものがあるように、農業もいろんな生産品を作っていくことが自由にできれば、もっともっと活性化していく、と。そういうことに取り組んでいらっしゃる。 石川:今、秋田は高齢化が進んで、跡取りがいないという問題もありますがそれについては。 松浦:農業においては、規制緩和とセーフティーネットを同時にやらなければいけないと思うんです。若い人たちが新規参入しようと思っても、いろんな規制があって土地を持つ事もできないんです。ですからその規制を緩めるということをやっていかなきゃいけない。しかし、その一方で従来から農業に取り組んできた人たちが、ちゃんと生活していけるようにしなきゃいけない。新規参入者が増えたことによって農業が持続できなくなるということを防いでいかなければいけない。だから戸別所得補償なんですよ。赤字分を補填していきましょうということをやることによって、農村が活性化するし、食料自給率も上がっていくと思っているんです。 石川:農業をまず、第一にやっていきたいということですね。 ……………この続きは次号で。…………………
松浦大悟 プロフィール 1969年10月3日生まれ。血液型B型。広島市出身。神戸学院大学法学部卒業後、1992年秋田放送にアナウンサーとして入社。テレビ・ラジオの報道・生活情報番組やニュース番組等で幅広く活躍。仕事を通じて、メディアリテラシー(情報を読み解く力)教育の必要性を実感。2006年12月に第21回参議院議員通常選挙立候補のため退社。2007年7月29日第21回参議院議員通常選挙に、民主党、社民党の推薦を受け無所属で出馬し、初当選。所属党派 無所属。東京や秋田での勉強会にも積極的に参加するとともに、講演の講師なども務めている。 「秋田・市民のメディア研究会」会員。
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by まつうら ¦ 17:32, Tuesday, Dec 18, 2007 ¦ 固定リンク
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