イベント情報
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下司晶「教育を考えることの現在 ――教育哲学の現状と課題――」
Seminar 38 司会 : 芹沢一也 日時 : 2009年6月13(土) 15時〜17時 場所 : Synodos 〒154-0003 東京都世田谷区野沢 (最寄り駅 東急田園都市線 駒沢大学駅) 定員 : 7名 参加者募集中です 費用 : 7,500円
セミナー概要: 「教育とは何か? 何であるべきか?」――このような堅苦しい言い回しでなくても、多くの人は、似たようなことを一度は考えたことがあるはずだ。 教育については誰でも語ることができる。みな一度は、教育を受けた経験があるのだから。しかし残念ながら、各種メディアから居酒屋談義まで、さまざまな場を賑わす教育言説の多くが、無責任な批評の域を出ることは少ない。 「教育哲学」は、冒頭にあげた問いを突き詰める研究分野である。法学に法哲学が、社会学に社会哲学があるように、教育学にも教育哲学と呼ばれる分野がある。 教育哲学には、大きく分けて二つの考察対象があるといえる。 一つに教育現実であり、ここには、教育という現象(現在)やその存立基盤(歴史・制度)が含まれる。 もう一方で、現実の教育を成立させてきた源泉でありつつ、また同時に現実を分析する際の枠組みともなるテクストである(その古典には、J・A・コメニウス、ジョン・ロック、ジャン=ジャック・ルソー、ジョン・デューイなどを含む一連の系譜がある)。 片目で教育現実を睨みつつ、もう一方の目でテクストを読むのが教育哲学のオーソドックスなスタイルだ。 教育哲学はかつて、教育学部等では「第一講座」に数えられ、ディシプリンとしての教育学の中核を担っていた。ところが、研究の実効性を求める大学改革、大学等の教員養成課程の実学化、また学生の古典離れなどが影響して、現在では関連学会ですら「教育哲学の危機」が叫ばれる状況になってきている。 では、教育哲学はもはや過去の遺物として、時代の波に埋もれていくのだろうか。 現代で教育哲学がはたす役割とは何か。 学校教育や教員養成の現状や、教育哲学や教育学の最近の動向を踏まえながら、皆さんと考えていきたい。
下司晶(げし・あきら) 1971年生まれ。日本大学文理学部准教授。専門は教育哲学・教育思想史。中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員、国立大学法人上越教育大学大学院准教授などを経て現職。博士(教育学)。著書に『〈精神分析的子ども〉の誕生 ――フロイト主義と教育言説』(東京大学出版会, 2006年)など。 |
23:51, Friday, Jun 05, 2009 ¦ 固定リンク
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